戦華デッキの再考察、再構築(分析編)
1 はじめに
去年の11月に初めて公認大会で使用、なぜか優勝し、そのまま使い続けている戦華。
たびたび優勝報告が見られるが、あまり使用者がいないためこれといった定番の構築が無く、使用者の愛によって支えられているテーマ。
最近YouTubeでネクストプレイさんの動画を拝見し、そこで「プレイに必ず理由をつけること」という言葉を耳にし、それならばデッキ構築にも必ず理由付けが必要だ、と感じた。ちなみに、自分が愛読しているマンガ「灼熱カバディ」でも、天才の佐倉が「なんとなくを言語化する」ことによって成長していたことを思い出し、当たり前のことだが、自分のデッキの構築カード全てに理由付けをしてみたい、と思ったため記録することにした。
2 現状の構築
モンスター(14)
・呂奉 3
・張徳 1
・関雲 1
・張遠 1
・孫謀 3
・劉玄 3
・諸葛公 2
魔法(18)
・三雇 3
・テンキ 3
・強金 3
・金謙 3
・裂け目 3
・抹殺 2
・羽箒 1
罠(8)
・神宣 3
・大捕 2
・虚無 1
・勅命 1
・リブート 1
エクストラ
・双龍 3
・フェニックス 1
・カオソル 1
・スカルナイト 1
・スカルワゴン 1
・アーゼウス 1
・ガンマン 1
・ビュート 1
・千鳥 1
・ソウコ 1
・バグースカ 1
・ハートランド 1
・竜巻竜 1
サイド
・関雲 2
・ガメ 2
・ライスト 3
・結界波 2
・間封じ 3
・拮抗 3
3 戦績からの分析、構築の方針決定
全試合数35、勝利数26、勝率 74.3%
もっと細かく見てみる。
先攻型 23試合中18試合勝利 78.3%
後攻型 12試合中8試合勝利 66.7%
試行回数は少ないが、先攻型の方がかなり勝率は良い。
また、先攻型の試合をさらに分析すると、
メイン戦先攻勝率 91.7% 12試合
〃 後攻勝率 45.5% 11試合
サイド後先攻勝率 57.1% 7試合
〃 後攻勝率 75.0% 16試合
最終戦 先攻勝率 75.0% 4試合
〃 後攻勝率 75.0% 4試合
以上をまとめると、
・先攻型の方が勝率は良い。
・メイン戦先攻はかなり勝率は良い。
・メイン戦後攻は勝率が低い。
・サイド後先攻は勝率が少し低い。
このことから、今後のデッキ構築の方針は、
・先攻の安定感は充分、後攻の捲り性能を上げる。
・2戦目以降は後手捲りに対する耐性を上げる。
4 対テーマ別の戦績から方針決定
戦華を使用してきてから、16テーマと試合をしてきたが、負けたのは4テーマとなっている。
・エルド 全試合数7試合 勝率43%
・鉄獣 〃 5試合 勝率60%
・メイド 〃 3試合 勝率67%
・魔術師 〃 2試合 勝率 0%
以下にテーマごとに分析する。
・エルド
エルドリッチの墓地送り効果からの蘇生して破壊不能で殴ってくる動きが、非常に相性が悪い。こちらの基本盤面の双龍+呂奉が上記のみで突破される。また、ガンマが入っている場合もあるため、双竜に打たれると終了。
・鉄獣
先攻を取れれば勝てるし、関雲が有れば後攻でも捲っていけるため、そこまで気にしなくても良い。
・メイド
メイン戦では先攻、後攻関係なく勝てている。サイド後の先攻で負けているため、一雫等で突破されていると考える。
・魔術師
メイン戦後攻のみで、妨害数が他のテーマに比べて多いため、突破出来ない。サイド後先攻取っても紫毒でボロボロにされた記憶がある。要注意。
・電脳
奇跡的に相手の事故により負けていないが、先攻ビースト朱雀はメインギミックでは突破不可能なため、対策は必須。
以上のことから、エルドリッチとペンデュラム系の多数の妨害を張ってくるタイプ、電脳への対策を立てる必要がある。
分析編は以上。