関東甲信の最高到達点制覇の話(前編)
1.はじめに
久々にロードバイクの話。
自分は2年限定で岩手から東京に転勤しており、東京にいる間に関東の主要なサイクリングロードや峠を制覇する、という目標を立てていた。
11月最後のライドでロードバイクで行ける茨城県の最高到達地点を制覇し、関東甲信地方の最高到達点を全制覇したので、その感想をまとめようと思う。
2.感想
(1)風張峠(東京都)2021.4.11
東京に来てから記念すべき最初のライド。
偶然にも全然違う職種のチームメンバーが同時期に関東へ半年間の異動となり、2人でアタック。
感想は、距離は若干長いが勾配が緩く走りやすい。都民の森手前の3kmくらい?だけ若干勾配がキツい。
ただ、この時は岩手の冬から出てきて最初の本格的なライドだったため全然補給のことを考えておらず、朝ご飯もほとんど食べない、補給食も持たない状態でスタートし、結構ボロボロで登った印象。補給の重要性を教えてくれた、大事な峠だった。
奥多摩方面に下りたところにある道の駅みたいなとこで食べたフランクフルト、この日最初に食べたまともな食事でめちゃくちゃ身体に沁みた記憶がある。あまりにボロボロだったせいか、これについてたのがマスタードじゃなくてからしだった、っていうのに次の日気付いた。
もはやサイクリストには説明不要な国道最高到達点。ろんぐらいだぁす!の証明書が枚数限定ということで無理矢理日帰りでのアタックを決行。
まず最初の難関が、輪行でのアクセス。朝3時くらいに起きて、最寄駅からスタートできるのが確か10時くらいだったと思う。確か前日に三浦半島一周して、帰って速攻で寝て即起きる、ってハードスケジュールだった。
この時は国道を通って草津まで登るルートだったが、この国道がなかなか勾配きつかった印象。草津から先はすぐに森林限界になって、景色が良くなる。ただ、草津から先は補給場所が無く、気温もかなり下がるため、景色とは裏腹に本当に辿り着けるかどうか不安だった。水も補給食も全部なくなって、ギリギリでレストハウスまで着いた記憶。
(3)金精峠(栃木県)2021.10.2
行った後に栃木県の最高到達点だと知った峠。
金精峠の周りはあまり見どころは無いが、手前は日光、いろは坂、中禅寺湖、戦場ヶ原と見どころが多いルート。特に自分は戦場ヶ原がお気に入り。
観光地ということもあり補給場所には困らず、勾配もそこまでキツくない。ただし、日光駅から金精峠まではかなりの距離があるため、ちゃんと観光(休憩)しながら行くべき。
いろは坂はキツいイメージがあったが、全然そんなことは無く、仲間とガラにも無い政治の話をしながら登ってたらすぐ終わった。
(4)三国峠(神奈川県)2021.10.23
仲間が岩手に帰る前最後のチームライド。小田急線の新松田で降り、南側からアタック。
オリンピックのコースになるくらいだから、そんな馬鹿みたいな勾配無いだろ、って打ち合わせて行ってみたら、笑えるような激坂だった。しかも激坂がやっていい長さじゃない。多分同じように甘く見たサイクリストがたくさんいて、みんな押して歩いてるか笑いながらゆっくり漕いでた。
ここまでの半年間、毎週まあまあの長距離サイクリングや激坂体験をしてきたこともあってか、2人とも成長を感じることができたヒルクライムだったと思う。足つきは当然なし、追い越されることもなかったし、かなりのサイクリストを追い越せたと思う。
風張林道や和田峠、釜伏峠とかを体験してきたけど、ここまでやんちゃな峠はこの時点で初めてだったように思える。
2021年分が終わったので、前編はここまで。