こんなはずでは、、、釜伏峠〜奥武蔵グリーンラインライド
「これって、風張林道並じゃね?( ;∀;)」
天候曇り、寄居駅を9:30頃に出発した2人組。
今日は、寄居駅から秩父高原牧場へとヒルクライムし、そこから定峰峠に向かい奥武蔵グリーンラインを走破する、という目的のライド。
延長約60kmほどで、獲得標高は1400〜1500とのGoogle先生。
4月から毎週末ライドし、都民の森や碓氷峠を制覇し、風張林道ですら走破した自分達には少々物足りないのでは?、と最初思っていた自分がいた。開始数kmで勘違いだと気付いた。
寄居駅から長瀞町方面にほんの少し行ったところで、荒川を渡り南下開始。
最初の2〜3km、3〜5%の勾配をゆるゆると登り、
自分「これなら碓氷峠並だな」
相棒「そっすね〜、全然楽っす〜」
と、のどかな山間の集落を走っていたところ、急遽、それは現れた。
いきなりの10%を余裕で超える勾配、酷いところでは17%を記録するサイコン、休憩出来るような場所が少なく、いつまで続くかもわからない絶望感、たまらず、
相棒「ちょっとこんなの聞いてないんすけど!どうなってるんですか?」
自分「いや、俺もこんなつもりじゃなかった。もっとゆる〜く走って、美味しいもの食べて、楽勝で帰るつもりだった。これは、風張林道並だな(^^;」
とか言いながらゆっくりと登っていく。
たまに現れる平地を見つけると、
自分「ほら、あそこまで行けば坂終わるぞ」
相棒「終わった〜」
自分「この会話、何回目だっけ?」
相棒「終わりは始まり、、、」
って言うほど、激坂→平地→激坂→平地、、、、
を何回も繰り返された。
そしてやっとの思い出たどり着いた釜伏峠。
相棒「終わった〜、けどなんかさらに上に行く道あるんですけど?」
自分「うん、秩父高原牧場はそっち(^^)」
相棒「また始まるのか」
実際は釜伏峠でほぼ登り終えたらしく、そこから秩父高原牧場までは何の問題もなかった。
そう、ミルクハウスが休みという問題さえ無ければ。
相棒「まぁ、いつも通りなんで、薄々勘づいてましたよ、、、」
自分「いや、今回はちゃんと調べて来たんだよ、特に休みの情報は無かったんだよ( ; ; )」
俺が行こうとしたアイスクリーム屋は十中八九休業しているため、今回も例に漏れず休みだった。早くコロナ終わらないかなぁ。
仕方ないから、牛と景色だけでも写真に。
気を取り直して出発し、これまで登って来た標高を全て無に帰すくらいのダウンヒル。
次の目的地は定峰峠で、そこから奥武蔵グリーンラインに乗る予定。
すると、「定峰峠の鬼うどん」という旗が立っており「営業中です」と安心の言葉が見えたので、そこで昼食をとることに。
到着すると、まだお客さんはおらず、貸切状態。店員さんが凄く話しかけてきてくれて、良い雰囲気。なんでも「かえれマンデー」に出たこともあったり、「イニシャルD」にも描かれたことがあるのだとか。
注文した鬼うどんと、サービスで鬼ステッカーまでくれるという、鬼サービスっぷり。
ヒルクライム一本登ったせいと、元々の味がとても良く、めちゃくちゃ美味かった。最初値段が少し高いかなと思ったけど、その分ボリュームたっぷりで美味しく、ステッカーまでもらえるとなれば、むしろ安かったのかもしれない。
昼飯を食べ終え、体力も回復したところで、2本目の本格的なヒルクライム。ここからは釜伏峠並の激坂は無く、楽しく登れた。しかし、定峰峠から先の景色は、
こんな感じの雲の中。
そして、多分二つ目の峠で一番高い峠に着いたが
曇ってて何も見えねー
それにしても峠が多過ぎて、一日に越えた峠の数は過去のライドで圧倒的一位だったと思う。
そしてやっと人の気配がする顔振峠の茶屋で休憩。足を止めたら店員さんに迷う間もなく「休んでって〜」と言われたので、せっかくなので休憩することに。
以前秩父に行った時に気になっていた味噌ポテトなるものと、秩父コーラをチョイス。疲れた身体にみたらしのような甘い味噌とコーラが沁みる。
そして、とにかく景色が良い。店内からも凄く良いし、外の駐車場からの景色も凄く良い。
そこからはアップダウンを繰り返しながら下山し、高麗川でフィニッシュ。当初は自走で帰る予定だったが、あまりの疲労で輪行を決意。多分、自分史上最高の獲得標高だったと思う。
以上が、今回の釜伏峠〜奥武蔵グリーンラインの走行レポ。
鬼うどん、また食いたいな。