ロードバイクと遊戯王

ロードバイクで走った場所の感想や、遊戯王のデッキ構築メモを書く予定

戦華デッキの再考察、再構築(メイン構築編1)

1 初手の安定感の評価

 前回の分析編で、先攻型で先攻を取れた場合の勝率は9割を超え、後攻となった場合は2回に1回しか勝てないということが分かった。

 したがって、コンスタントに勝てるようにするには、先攻での安定感を崩さないように、後攻向けのカードに置き換えていく必要がある。

 まず、現状の構築の先攻での初手の安定感だが、ニューロンのドロー機能を活用し、100回程回して納得の行く手札かそうでないかを記録していく。

 この際、相手の手札誘発での妨害は考え出したらキリがないため考慮しない。

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このような手札で有れば、○

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こちらは×とする。

 現状の構築では、初手で納得の行く手札が来る確率は81%となった。

 実際はうらら等を喰らう可能性があるため、もう少し成功率は下がるが、それでも2妨害は構えられることが多い。

 

2 枚数調整

 戦華において、孫謀は貴重な初動であるため、孫謀と天キは文句なしで3積。また、緩い特殊召喚条件、妨害、打点、と最強の呂奉も3。さらに、最強のサポートである3雇も3積は確定。

 続けて、1枚積のカードだが、張徳はワンキル力と打点での突破力のためこのまま。張遠は貴重なコンバットトリックに加えて、モリモリの効果が強く複数積したくなるが、初動に全く絡まないため1枚。

 関雲は戦華のパンクラであり、テキストだけ見ればパンクラの下位互換だが、パンクラと違い破壊効果を使用しても場を離れない、風属性の戦華、3雇のトリガー、味方への耐性付与、と戦華デッキにおいてはパンクラよりも遥かに役に立つところが多い。難点は、先攻時にほぼ役に立たないことだが、後攻時の突破力を高める、双竜+呂奉が突破された返しのターンでの後続、と考えると先攻型であっても3枚積んで良いかもしれない。

 諸葛公は可能であれば1枚としたいが、これがデッキにいないとかなり動きが制限されるため2枚。3雇と一緒に引けた場合は2妨害を作れる。

 劉玄は、劉玄+3雇で初動になれる。またドロー効果も優秀。ただし、展開効果については先攻でほぼ発動できず、後攻でも関雲等で妨害を踏んでからでないとほぼ通らない。通れば強い。

 2種の壺について、双龍さえ残れば良いので強金は文句なしで3枚。金謙については3枚にしてから安定感が上がったため、なるべくなら3積みしたいが減らせるとしたらこちらの壺。

 バックについて、墓穴2、裂け目3、宣告3、大捕2、勅命1、虚無1の計12枚。基本はモンスターでの2妨害、バックでの1妨害で事足りるため、バックの枚数は調整しても良いかもしれない。ちなみに初手でどれか1枚以上を引ける確率は85%で、壺を考慮すると9割近くなる。

 以上から、下記の方針で調整を行う。

●入れるカード

 関雲、後攻捲り用カード

●枚数を調整するカード

 劉玄、金謙、バック

 

3 戦華における手札誘発について

 戦華はその独自性により通常の手札誘発モンスターとの相性がとても悪い。初期の構築は手札誘発を入れていたが、相性の悪さを身をもって体験し、戦華の性能も手札誘発の性能も発揮しきれなくて負けたこともあった。

 先攻であれば相手のGをケアするうららが欲しいことはあるが、盤面が完成した後は双龍のコストになるくらいしか役目が無い。Gについても、後攻なら強いし相手のうららを使わせることもできるが、先攻で盤面形成した後の相手のターンで軽々しく使うことができない。

 よって、本来の半分の力しか発揮できない手札誘発よりも、1枚で強い魔法・罠を積んだ方が戦華本来の強さが発揮できると自分は考える。ただし、サイドチェンジで先攻後攻が分かりきっている場合は入れるのはアリだと思う。

(メインから泡影を採用するのは全然アリ)